CIRCLET PRINCESS(サークレットプリンセス)とは

DMMGAMESが開発したブラウザゲームであり、2018年11月14日からβ版、2019年4月18日に正式サービスを開始した。

ゲーム版以外に、アニメ版、コミック版、小説版も登場し、当時はDMMGAMES渾身のメディアミックス作品だった。

ストーリーは、アニメ版だけ完全オリジナルストーリーで、他は少しだけ繋がりがある。

それでも大まかなストーリーは、「廃部になる予定のCB(サークレットバウト)部が、大会で優勝して部を存続させる」のが主な内容となっている。

他のゲームに無い売りとして、様々な同人絵師がデザインしたキャラが登場し、プレイヤーが好きな絵師のキャラを使うのが一種の楽しみ方であると売りにしていた。


しかし、β版の時点から酷評の嵐であり、その後の正式サービス開始後も様々な問題を抱えていた。

特に良く言われたのが、主人公5人組が極端に弱く、その上でゲーム内のストーリーではゲーム内のストーリーでは毎回出てきて喋りだし、戦闘は他の部のキャラが代わって戦闘するため、主人公勢5人が謎の5人組と言われてしまった。

その他には、動作が重くメモリリークを起こしたり、全体的に難易度が簡単すぎてやる事がなくなる、低レアキャラがブスしかいない等、世間からは否定的な意見の方が多い。

ゲーム以外についても、アニメ版では競技となるサークレット・バウトのルールが意味不明かつ、あまりに作品の知名度が低かったせいで、2019年冬アニメ1巻売上ワースト1位の記録を叩き出してしまった。


そんなサークレットプリンセスは2020年3月31日にサービス終了となり、1年を経たずに終了してしまった。

現在は製作陣も功績を残す気が無いのか、アニメ公式ホームページに接続できなくなっている。


当サイトがCIRCLET PRINCESS(サークレットプリンセス)を薦める理由

ストーリー・システム共に細かい問題点を多く抱えたゲームではあったが、それでも戦略性のあるゲームシステムと、メインとは離れるサブシナリオが本作の魅力の1つである。

本作はよくある自動で敵を攻撃するタイプのRPGだが、多種多様なサポートキャラによるバフデバフを駆使するのが非常に重要となる。

その最適な組み合わせを探すのは非常に面白い要素だったのだが、問題はそれを活かせる相手が対人戦ぐらいしかなかったのが残念な所だった。

サブシナリオについては、毎回ゲストキャラクターが4人以上入って展開されるストーリーだが、これがぶっ飛んでいる内容が多く楽しめた。

もちろん謎の5人組がでしゃばるだけだったり、逆にゲストキャラクターが空気だったり、そもそもシナリオ自体が空気だったり等、当たり外れはあった。

それこそアップデートによる特定の期間内で良い所や悪い所があったりしたが、総合すると楽しめる作品だった。

今となっては語る人は居なくなり、公式も全く触れない作品となってしまった。メインストーリーが未完成で終わった事もあり、続編には期待したい。