CIRCLET PRINCESSの歴史

サークレットプリンセスの歴史について紹介

時系列毎に当時の事について、実際の出来事と私の主観を合わせているのでそこはご了承ください




2018年3月~2019年4月 電撃マオウでのコミック版連載


漫画雑誌『電撃マオウ』にて2018年3月号~2019年4月号に連載され、単行本第一巻が2019年1月10日、第二巻が2019年3月27日に発売された。

ゲーム版ストーリーの前日譚を見れる事が売りなのだが、後に発売される小説版とはストーリーに差異がある(小説版だとコーチがいる前に全メンバーがいる、コミック版だと永代学園と既に面識がある等)。

本当に前日譚しかないので、内容はコーチと主人公5人メンバーをCB部に入れて、特訓して終わりである。また、一部アレな描写もあるので一般人には勧めない方がいいと思う。

このコミック版では、剣道部の一条茉莉花(いちじょうまりか)というキャラが唯一登場し、単行本の特典シリアルコードを使って、ゲーム内で茉莉花を使用できる権利をもらう事ができる。




2018年11月14日~12月21日 オープンβサービス開始


2018年11月からオープンβサービスが開始した。

当時はそれなりに注目は有ったと思われるが、蓋を開けてみたらこの時点で酷評の嵐だった。

以下批判点。

・戦闘がすべて自動戦闘、プレイヤーが介入できる点がほとんどない

・レイド戦が常に張り付いてプレイしないといけない仕様のため、ついていけない

・低レアキャラがブスしか居ない

・キャンディータが初期主人公5人しか選べない、それ以外のキャラはサポーターしか選べず装備品扱い


特にこの中で一番騒がれたのはレイド戦。

私はβ版は未プレイのため詳細は不明だが、とにかくこの粘着仕様がヤバすぎて人が大量に離れたとも言われている。

このようにβ版で色々と問題点が上がったため、オープンβ終了後は2019年4月17日まで長期メンテナンスに入った。

12月~4月までの約4,5ヶ月間プレイする事が出来なくなった。




2019年1月8日~3月26日 アニメ版地上波放送


ゲーム版が長期メンテナンスで沈黙する中、1月からアニメ版が放送された。

しかし、放送されたテレビ局がTOKYO MX・AT-Xしかなく、当時話題にしたものはほとんどいなかった。

唯一話題になったのが、主人公の佐々木優佳をサポートするジークフリートと、大会の司会をする人(正式名称はMR司会)。

両者とも中の人がドラゴンボールのベジータを演じている人であり、司会の人については見た目が女の子のためベジー娘と呼ばれて話題になった。

しかし、それ以外は一切大きな話題になる事は無く、マイナーアニメの域を出る事ができなかった。




2019年1月10日 小説版発売


この日に唯一の小説版となる「サークレット・プリンセス 歩のユニオンCB部活動記録」が発売された。

主人公勢の1人である相沢歩視点で、ゲーム版ストーリーの前日譚~青ヶ瀬商業学園の戦いまで見れる事を売りにしている。

ここでは、「何故CBが女性限定の競技になったか?」「何故CBを作った歩の父親がいなくなったのか?」という、CB運営側に闇がある事を思わせる、世界観の根幹となる部分に触れている。

…のだが、肝心のゲーム版ではこの点について一切触れられずに終わってしまった。




2019年1月23日 アニメOP主題歌 HEAT:Moment サントラ発売

OP主題歌だけでなく、ゲーム版主題歌の「Dive into…」も収録されている。




2019年1月30日 アニメED主題歌 Circle-Lets Friends! サントラ発売

主人公5人+藤村千景ソロバージョンも収録されている。




2019年3月27日 アニメBGMサントラ発売


アニメで使用された楽曲全てが収録されたサントラが発売された。

当時、秋葉原アニメイトにて実際に発売されていたのを確認済み。メインテーマアレンジである絆は神曲。




2019年4月17日 イメージソングミニアルバム発売


主人公5人と藤村千景の所謂キャラソンが発売された。キヲクメッセージは神曲。

お試し視聴サイトはこちら



2019年4月18日 正式サービス開始

2019年4月18日~4月30日 イベント「シャークレット・プリンセス」


アニメ版が放送終了してから約一ヶ月後、遂に正式サービスが開始された。

β版で指摘された点である『キャンディータが初期主人公5人しか選べない』問題が解決され、レイド戦については2019年12月まで実装が未定となった。

『戦闘がすべて自動戦闘』な事と『低レアキャラがブスしか居ない』事には変化が無いため、これらの問題は相変わらず批判点として挙げられた。

そして新たな問題として、『キャンディータが初期主人公5人しか選べない』問題が解決され、他のキャラをキャンディータに選べるようになったせいで、初期主人公5人が弱すぎて使われない現象が発生した。

これはゲーム開始時に10連ガチャを引く事ができ、そのままチュートリアルでお任せ編成にすると必ず初期主人公がパーティーから外れてしまう。

そのくせストーリーでは毎回現れ、ストーリー後の戦闘では全然違うキャラが戦う事から、初期主人公5人が謎の5人組として以降ネタにされる事となった。

上記の問題以外に、β版参加者は以前のデータが消える代わりに多く石をもらえる事も問題に挙げられた。


サービス開始時に期間限定イベントが同時開催し、こちらのイベントは好評だった。

ただ何故4月なのに海を舞台にしたイベントなのかと当時言われていたが、これは長期メンテナンスによるリリース時期がずれたためと言われている。

またそれなりにプレイしている人からは「サポーターの編成を考えるのは楽しい」と言う意見や「イベントはそこまで周回しなくて良いので気楽にできる」事が評価点として挙がった。

一方でやり込んだ人からは「イベントを完走してからやる事がない」と言われ、結果的に評価点も批判点も入り混じった賛否両論な作品となった。

色々な評価が出てくる事から、当時は人が多かった事が伺える。


<参考動画 初期環境>





2019年4月26日 アニメBlu-ray第一巻発売


4月26日に地上波放送されたアニメの1話~3話が収録された円盤が発売された。

これだけなら別に何ともない事なのだが、当時騒がれたのはその売上枚数である。

公表された売上枚数はなんと98枚

これは2019年時点で、2019年冬アニメ第1巻ワースト1位、全TVアニメ第1巻ワースト6位であり、とんでもなく売れていない事が分かる。

同時期に放送されたアニメの比較参考として、場外乱闘で大炎上したけものフレンズ2で458枚、サープリの1つ上に居て評判が良くない事で有名なエガオノダイカで136枚である。

これらの遥か下を行く不名誉な称号をもらったが、それでも少し話題にされただけで風化し、この作品を新たに語る者は現れなかった。


アニメ第1巻発売記念に、とらのあな秋葉原Aにて原画配布イベントが実施された。

購入した領収書を見せる事で交換でき、更にじゃんけんに勝つともう一つもらえる仕組みとなっている。

また抽選(と言う名の更なるじゃんけん)でサイン入り台本がもらえ、第2巻~第4巻発売日に毎回この原画配布イベントは実施された。

私もこのイベントに直接行き、実際に交換をしてきた。

その際にイベント担当の人に「ゲーム版好きなので来ました!」と言った際に苦い顔をされた記憶があるので、恐らくイベント担当者はゲーム版サープリをプレイしていない(爆




2019年5月1日~5月15日 イベント「怪奇!聖ユニオンの七不思議」


5月からは新たなイベントが開始された。

このイベントでは何より後に実装される対人戦にて、エース級の強さを誇ったノエルが期間限定ガチャで手に入る事だった。

このノエルは攻撃力が高く、3ターン後に全体攻撃のアクティブスキルが使える事から対人戦での速攻戦法で大活躍し、その全体攻撃技はノエル砲と名付けられた。

期間限定ガチャ終了後もノエルの需要の高さに運営も気付いたのか、以降はピックアップでも度々ノエルがガチャに復活し注目を集めた。

ノエル人気が強かったが、肝心のイベント内容については前回ほどはっちゃけてはいなかった上、難易度も簡単に設定されていたため、イマイチと評価された。

特に難易度が簡単な点について、この頃から稼働初期から声があった「イベントを完走してからやる事がない」と言う人が大量に増え、刺激を求める声が強くなった。

この頃は後にとんでもないイベントが出る事が、当時のコーチたちは知るはずも無かった。




2019年5月15日~5月29日 イベント「激闘!第一回CB演舞祭」

2019年5月22日 スキル変換書・サークレット交換機能実装


5月中旬までやる事がない我慢が続き、ようやく次のイベントが始まった。

そしてイベントと同時期に、スキル変換書・サークレット交換機能を実装した。

これは今まで批判点の一つとして挙げられていた、低レアのスキル変換書と限界突破アイテムのサークレットが要らないという意見があったため、それに対応するための処置を入れたのである。

この実装により、低レアのスキル変換書とサークレットを高レアのものに交換できるようになり、システム面がかなり良くなった。

…と思われていたのだが、このシステムに致命的な欠陥があり、それは交換できる数を一遍に指定する事ができなかったのである。

例えば、レベル4のスキル変換書をレベル5に交換するため、特定の数のレベル4スキル変換書を使うのだが、それを毎回ワンクリックで1個ずつ増やすしかできなかったため、大量の数を消費するならクリックを連打する必要があった。

当時は「交換システム実装するなら個数ぐらい一遍に指定できるようにするだろ(怒」と、便利システムを追加したはずが、新たな批判点として挙げられてしまった。


イベントキャラについては、新たにクロノアップというスキルを習得した星崎と藤井が手に入る事が注目された。

クロノアップはアクティブスキルの発動ターン数を1減らす効果を持ち、これによりノエル等の全体攻撃持ちのアクティブスキルを速攻で使えるようになった。

ただこの頃は運営もお試し段階でクロノアップを実装したため、星崎と藤井のステータス自体がかなり弱めに設定されていた。

そのため、当時はそこまで大きな注目を集めなかったが、後に高ステータスのクロノアップ持ち有用なアクティブスキル持ちが増えた事により、非常に強力なスキルとなった。


イベント内容については、前回よりやや難易度は上がったが、それでも前回イベまで周回した人にとってはそれほど難しいイベントでは無かった。

このイベントの最後では主人公5人のbotと戦うのだが、相変わらずメインで使われない事から、謎の5人組が闇落ちしたとして話題になった。

ちなみにイベントタイトルに「第一回」と書かれているが、「第二回」が出る事は無かった。


<参考動画>




2019年5月29日~6月11日 イベント「絶頂!ヒミツのナイトパレード」

2019年6月5日 スキル変換書・サークレット交換機能の個数指定を実装


5月末のイベント実装と共に、スキル変換書・サークレット交換機能の個数指定が実装され、交換機能に対する批判点は無くなった。

そしてイベントキャラとしては、新たにチャーム(身代わり)スキル持ちが追加された。

これは敵が狙ってくる相手をチャーム状態のキャラに攻撃を変更させる身代わり効果を持ち、これがイベント攻略・対人戦に於いて必須ともいえるほど超重要スキルとなった。


イベント内容については、これがストーリー・難易度共に今までとは全く違うものとなった。

まずストーリーについては、遊園地に遊びに来た主人公5人とコーチがナイトパレードに参加して酷い目に合うという流れなのだが、これが度が過ぎた内容となっている。

ここは全年齢対象のサイトなので詳細を書く事ができないが、今回のイベントキャラを担当した絵師の1人、水龍敬氏が大きく関わっている(または運営が氏に配慮したため)と思われる。

このイベントストーリーにより強烈なインパクトを与えたのは確からしく、当時のDMMランキングでは上位に入る事ができた。

しかし、今までのサープリの世界観と違い過ぎる事と、主人公5人があまりに酷い目にあったと思われる描写もあったため、これをきっかけに辞める人が居たというのも事実である。


そしてイベントの難易度については、今まで簡単すぎるという意見が多かったためか、難易度は一気に上昇した。

単純にボスが強い事と、体力は物凄く低いが必ず先生で大ダメージを与えてくる敵がヤバいと言われていた。

後者については2つ対策法があり、1つはクロノアップを使ってアクティブスキルを早く使えるようにする方法である。

アクティブスキルは発動できるようになれば先生で撃つ事ができるため、防御バフと回復系のサポーターを組んで何とか敵の攻撃に耐えながらアクティブスキルで切り返す。

もう一つは直接ダメージを与えるサポーターを用意する方法である。

これなら敵に攻撃される前にダメージを与えられるため、該当するキャラを持っていれば簡単にノーダメージクリアできる。

こちらの方法が正攻法だったのだが、それでもクリアできないという報告が多かった。

そんな中、運営の公式Twitterでは後者の方法を使えば簡単にクリアできる事を書き込んだのである。

これにより何が起こったかと言うと、元々クリアできないと言っていた人はクリア方法を知ったのだが、肝心のキャラを持っていなかったのである。

そのため「そのキャラ持ってないんですけど…」「持っていない人を煽っているのか!?」運営に対する様々な怒号が飛び惑い、炎上した。


これは当時私が思った事であるが、上記の直接ダメージを与えるサポーターは最高レアリティである☆6の一つ下である☆5でも居たため、初期から続けてガチャ縛りでもしていなければ、十分手に入るレベルである。

それに手に入っていなくても、別の方法であるクロノアップを上手く使えば十分クリア出来る。

単純に難易度が難しすぎてクリアできない事も、ちゃんと初期からレベル上げしていれば十分クリアできるレベルである。

つまり私が予想するに、この頃騒いでいた人たちはDMMランキング上位に来た事による新規層が多かったためと思われる。

それだけこのイベントが一番反響を呼んだ事もあり、今思えば良くも悪くもサープリで1,2位を争う事件だったと言える。


<参考動画>